新リーダーへ!「これが会社の数字の読み方です」 マネジメントの数字と決算書の基本86

【補足箇所】


 
P.104〜P.105の『らくらく指数』 〜2つの企業を比較する場合の事例〜

 Q1.「らくらく指数が全く同じ2社の場合、どう判断すれば良いのか?」

     A社:らくらく指数 112% 

     B社:らくらく指数 112% 

 

 A1.「自己資本(純資産)で優劣を決めます」

     A社:らくらく指数 112%  自己資本(純資産)30%

     B社:らくらく指数 112%  自己資本(純資産)15% 

      →自己資本(純資産)の大きなA社の方が安全性は高いと判断します

  

  

 Q2.「らくらく指数が上回っていても、自己資本が劣っている場合」

     C社:らくらく指数 115%  自己資本(純資産)15%

     D社:らくらく指数 105%  自己資本(純資産)25% 

 

 A2.「自己資本(純資産)で優劣を決めます」

     C社:らくらく指数 115%  自己資本(純資産)15%

     D社:らくらく指数 105%  自己資本(純資産)25%  

      →僅差(10%前後の差)であれば、自己資本(純資産)の大きな方が

                 安全性が高いと判断します。

         この場合は、D社の方が安全性が高いと判断できます。

        (ただし、保有する資産の状況、負債の返済条件によっては、

        必ずしも安全性が高いと言えない場合がございますので、

        あくまで「らくらく指数」はひとつの大雑把な目安としてお使い下さい)    

 

      【ご注意】

       らくらく指数はあくまでもバランスシート(BS)の概念に慣れるまでの

       簡易的な手法であり、「●●比率」と同じように、

       表面的にしかBSを見ていません。

       BSが理解できるようになった場合には使わないようにしましょう。

       

 
 
 

戻る